株式会社夢テクノロジーは、次代を担う「エンジニア」と「就業機会」を創出する日本No.1企業を企業理念とし、ITエンジニア派遣を中心に業務を展開しています。
そんな夢テクノロジーで働くITエンジニアにインタビュー。今回は、パイロット志望からエンジニアの道へ進んだ斉藤さんに、入社のきっかけや夢テクノロジーの魅力、研修制度や業務について話してもらいました。
パイロット志望からエンジニアの道へ
──早速ですが、エンジニアを目指すまでの経緯を教えてください。
元々パイロットになりたいという思いがあり、大学では航空宇宙工学科を専攻し、飛行機の燃料や衛星、宇宙についてを勉強していました。実際にパイロットも何社か受けたのですが、健康上の問題で諦めざるを得なくて……。
その時、「なぜパイロットになりたいのか」を自分なりに分析したところ、パイロットという職業というよりも「世界と日本とを繋げたい」という気持ちがあることに気づいたんです。この気持ちがベースにあるのなら、パイロットにこだわらなくても叶えられると思い、他の道へ進むことにしました。
そこで、世界と日本とを繋げるような仕事をしている人材会社に入社したのですが、実際に配属されたのはIT営業。とはいえ、配属されたからには結果を出したいと思い、努力した結果、450名中2位を獲得したり、部署内でMVPをもらったりと成果をあげることができました。
──そこからエンジニアを目指そうと思ったのはなぜですか?
モノを売り出す側から作り出す側に回りたいと思ったことがきっかけです。
前職で販売していたのがパッケージに近い製品だったので、お客さまから要望を受け取ってもなかなか反映させることができませんでした。
そんな中、簡単にエクセルでフォーマットを組んだようなものを提案したところ、お客さまからも社内からも評価してもらえまして。自分の作ったもので価値を提供できた経験から作り出すことの楽しさに気づき、「エンジニアとしてキャリアを歩んでいきたい」とキャリアチェンジすることを決意しました。
──そこからどのように学んでいったのでしょうか?
それまでITの勉強はしていなかったので、まずは「どんなものだろう」というところから調べて学習していきました。営業の仕事をしながら朝と夜に時間を見つけてRubyなどを勉強しつつ、簡単な模倣サイトを作ってみるなどしていましたね。
「2カ月のAWS研修が受けられる」ことに魅力を感じ入社
──転職先として夢テクノロジーを選んだのはなぜですか?
勉強を進める中で、インフラやAWSを触っていきたいという思いが芽生えました。
夢テクの「2カ月のAWS研修が受けられる」という部分が他社にはないところだと思ったこと、それだけ研修が充実しているのであれば、研修後のAWS案件も多いのではないかと想像できたことから、入社を決めました。
──インフラエンジニアを選んだ理由は?
Rubyを始めとしたWeb系の勉強は自分でも進めており、独学でも「アプリケーションの模倣サイト」は作れるようになると思いましたが、インフラ部分にはどうしても独学だけでは学びきれない“壁”を感じまして。現場経験を積みたいと思い、インフラエンジニアを目指すことにしました。
ギリギリの日程を組んで自分を追い込み勉強
──斉藤さんは夢テクに入社後、AWS認定資格全11種類を取得していますが、挑戦したきっかけは何だったのでしょう?
理由は2つあります。
ひとつが、基礎資格6つを取得したら「コンプリートしたい」という思いが出てきたこと。そしてもうひとつが、夢テクで全資格を持っている方がまだいなかったことです。1/3000(※)は気持ちがいいなと思い、勉強を進めていました。
※夢テクノロジーのエンジニア数は約3000名
──おすすめの勉強法はありますか?
試験日程を決めるというか、期日を決めることです。「この試験を受けるためにはこの範囲の勉強をしなければいけない」というのは調べればたくさん出てくるので、それを参考に逆算し、「1日あたり何ページ・何問解かなければならない」と計画を立てていきました。
試験までは、朝は6時に起きて、前日夜に勉強したところの間違いを復習する時間にあて、夜は問題集や本を読んで理解したり、分からないところを調べたり、勉強したところをノートにまとめたりする時間にしていました。
そしてポイントは、土日も早起きするということ。ギリギリのテスト日程を組み自分を追い込んでいたので、土日は1日10時間以上勉強していました。
──モチベーションはどのように保っていましたか?
一緒に勉強している仲間がいたのはとても大きかったです。自分のやる気が低くなった時にも「あいつが頑張っているし……」とモチベーションに繋がっていました。
あとは、資格を取った際にもらえる報奨金もモチベーションのひとつになっていましたね。資格という形で、勉強したことが目に見える指標として残ることも、自分の励みになっていたように思います。
「チャンスに飛びつくこと」を意識
──資格取得後、現在はどのような業務を担当しているのでしょう?
主に3つ担当しています。
1つ目がAWSを使っていく上でのガイドライン、つまり手順書の作成。2つ目が、自社内で依頼されるAWSの構築から運用。3つ目が、AWS以外にもAzureやGCPも今後使っていくので、それらマルチクラウド間でのデータ連携、データ通信の設計から構築です。
──仕事をする上で心がけていることはありますか?
チャンスに飛びつくことを意識しています。未経験にとっては結構レベルの高い現場だと感じていますが、未経験だからといって躊躇しないことを意識しています。臆さずにとりあえず「やります!」と言い、やり方はその後に考える感じですね(笑)。
「10カ月で全部取ったやつがいたな」と思い出してもらえたら
──現在、チャレンジしていることはありますか?
英語の勉強にチャレンジしています。調べる中で、やはり英語の参考記事が多く出てくると感じますし、将来のことを考えても英語は大切になるだろうと思い、TOEICの勉強を頑張っているところです。
──エンジニアとしてのビジョンを教えてください。
入社当初は、営業の経験と技術的な経験を生かし、AWSを使ったコンサルに進んでいきたいと考えていたのですが、今はそれ以外に、インフラの開発からバックエンドの運営まで手を伸ばすDevOpsにも興味を持っています。まだどちらかは決めていませんが、その二つを目指していきたいと思っています。
──これからエンジニアを目指す方へメッセージをお願いします。
まだ現場に配属されて1年も経っていないので、偉そうなことは言えませんが、AWSの資格を勉強している方や目指している方に一言伝えられたらと思います。
僕自身、未経験からAWSの全11資格を10カ月で取得できたので、勉強する際には「10カ月で全部取ったやつがいたな」と思い出してもらえたらと。そして「じゃあ俺も出来るわ」と、軽い気持ちで目指してもらえたらなと思っています。
そして、名だたる企業が並んでいるAPN ALL AWS Certifications Engineersに、少しでも夢テクの名前の欄を増やしていきたいと思っているので、皆さんと一緒に頑張れたらうれしいです。
──斉藤さんにとって「未経験からエンジニアを目指す」とは?
「通過点」です。誰しも新しいことを始める時は未経験ですし、エンジニアを目指すだけなら誰でもできますよね。だからこそ、「未経験からエンジニアを目指す」ことは、エンジニアになる人誰もが通る通過点でしかないと思っています。
僕も、エンジニアにキャリアチェンジをしようと決めた時、「大丈夫かな?」「ついていけるかな?」とハードルの高さを感じていましたが、実際になった後に思うのは、そこには大したハードルはなかったんですよね。
未経験からエンジニアを“目指す”ことよりも、エンジニアになった後に何をやっていくかを意識する方が大事だと思います。